４種類の木箱のご紹介です。

木箱とひとくちに言っても、いくつか種類があります。
木材を使って箱状に梱包する場合の外装（荷姿）のことを差しますが
形式によって見た目も呼び方も異なります。

 枠組箱＜密閉＞（写真１枚目）：

木箱の横の４面を構成する部材（柱・かまち・すじかい等）が
内側に取り付けてあるもの。
文字で書くと分かりにくいですが、外から見たときに
ベニヤ板（もしくは板材）だけが平らに見えている箱です。

見た目も綺麗ですが、上からと横からの荷重にも強く
0.5Ton〜60Tonの貨物を梱包する、とてもハイスペックな木箱です。
工作機械などの重量物や、とても大きな貨物などを梱包する場合に
適しています。輸出梱包では主役と言える木箱梱包です。
梱包屋さんは、リストバンと呼んでいます。

外桟枠組箱＜密閉＞（写真２枚目）：

枠組箱で梱包するほどではない、中規模の貨物の梱包に適しています。
上の枠組み箱と同じく、輸出梱包ではとても良く使われています。

梱包の工数が少ないため、時間的なメリットがあります。

枠組箱＜すかし＞（写真３枚目）：

枠組箱のうち、外側の板に隙間があるもの。

すかしの箱は、養生があまり必要のない貨物や
屋内保管される貨物を梱包する場合に適しています。

写真の貨物は屋外で使用するもので、多少の雨は
問題にならない貨物です。これを屋内保管するために梱包しました。

外桟枠組箱＜すかし＞（写真４枚目）：

コンテナ内で段積みして輸送したい貨物や、国内輸送用に梱包する
貨物に適しています。

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簡単に説明しましたが、上記以外の箱（いわゆる、まるっぱこ）も
あります。通い箱などは、強度と使いやすさを追求しています。

貨物を梱包するフェーズに合わせた荷姿を提案します。
輸送以外を目的とした梱包も、ぜひご相談ください。